ランニングがメンタルにいいって本当?仕事で頭がパンパンな会社員が8年走って感じた変化

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仕事で頭がパンパンな日に走る会社員ランナー|ランニングとメンタルの記事アイキャッチ

「今日も一日、仕事のことばかり考えていた」
「布団に入っても、明日のタスクや人間関係のモヤモヤが頭から離れない…」

締め切りや調整ごとに追われていると、頭の中が仕事でいっぱいになってしまいますよね。私もシステム開発の仕事をしている会社員なので、その状態はよくわかります。

結論からお伝えすると、私の場合、20〜30分走るだけで、仕事でいっぱいだった頭に「余白」ができます。頑張って長い距離を走る必要はありません。走ることを8年続けてきた会社員の実感として、その変化と、忙しい平日でも走る時間を作る方法をお伝えします。

ランニングのメンタル効果は、走ってみないと実感できません。この記事で「何がどう変わるのか」を知ったら、次にモヤモヤした日に20分だけ走って、その変化を確かめてみてください。

この記事でわかること
  • ランニングがメンタルにいいと感じる3つの理由(実体験)
  • 気持ちが切り替わるまでの距離・時間の目安
  • 忙しい会社員でも走る時間を作れる3つのタイミング
  • 「走っても解決しないこと」も含めた正直な話
目次

ランニングがメンタルにいいと感じる3つの変化|頭に「余白」ができる

気分転換にランニングをする様子

「走るとメンタルにいい」とよく言われますが、実際のところ何がどう変わるのでしょうか。私が8年走ってきて感じている変化は、次の3つです。

  • 頭に余白ができて、物事をフラットに見られる
  • 行き詰まっていた問題に、違う角度のひらめきが出る
  • 「自分の人生をコントロールできている」という充実感が持てる

①頭に余白ができて、物事をフラットに見られる

仕事で頭がパンパンな状態は、いわば脳のスペースが仕事のことで埋め尽くされた状態です。私の場合、大事な会議の直前までトラブルがなかなか解消しなかったり、関係者との調整が難航したり——「期限」と「人間関係」のプレッシャーが重なると、頭が仕事一色になります。

そんな日でも、30分ほど走ると頭の中に少し空きスペースができて、冷静さが戻ってくる感覚があります。抱えている課題が消えるわけではないのですが、「あの件、思っていたほど深刻じゃないかもしれない」と、物事を少し引いた位置から見られるようになるのです。

②行き詰まっていた問題に、違う角度のひらめきが出る

これは走っていて一番「得したな」と感じる瞬間です。仕事で視野が狭くなっていると、何でも自分ひとりで解決しようとしてしまいがちです。ところが走っている途中に、「あ、◯◯さんに相談してみよう」という選択肢がふっと浮かんできたりします。

課題やトラブルについても、「あれ、この原因ってもしかして◯◯なんじゃ…?」と、机の前では出てこなかった仮説が突然ひらめくことがあります。デスクで唸り続けるより、一度離れて走ったほうが早いことは、経験上けっこう多いです。

③「自分の人生をコントロールできている」という充実感

意外かもしれませんが、私はこれが一番大きいと思っています。忙しい時期ほど、生活が仕事に飲み込まれていく感覚がありませんか。そんな中で自分のために走る時間を確保できると、「仕事に忙殺されていない」「自分の人生を自分でコントロールできている」という感覚が持てます。走った距離やペース以上に、この感覚が平日の気持ちを立て直してくれます。

なお、厚生労働省のメンタルヘルスサイトでも、運動には「ネガティブな気分を発散させたり、こころと体をリラックスさせ、睡眠リズムを整える作用がある」と紹介されていて、とくに軽いランニングのような有酸素運動が効果的で、1日20分が目安とされています(出典:厚生労働省「こころもメンテしよう」体を動かす)。私が体感している「20〜30分で十分」という感覚とも重なります。

ただ、この記事でお伝えしたいのはあくまで「一人の会社員の実感」です。効果の感じ方には個人差があると思って読んでいただけたらと思います。

切り替わるまでの目安は「1km」|長く走らなくていい

ランニングで気持ちが切り替わるまでの道のりのイメージ

「走ればスッキリする」と言っても、走り出した瞬間に頭が切り替わるわけではありません。

私の場合、走り始めはまだ仕事のことを考えています。「あの件、どうしようかな…」と悩みながら走っている状態です。それがだいたい1kmを超えたあたりから、脳のスペースに占める仕事の割合がだんだん減っていきます。意識して考えるのをやめるというより、走っているうちに勝手に薄まっていく感覚に近いです。

最初の1kmは頭がぐるぐるしたままでOK。「そういうものだ」と思って走り出すと、気がラクです。

そして大事なのは、気持ちの切り替えが目的なら、20〜30分でも十分変化があるということです。「走るからには5km、10km走らないと意味がない」と構える必要はありません。むしろハードルを下げておいたほうが、忙しい時期でも走りに出やすくなります。

会社員のリアルな「走るタイミング」3パターン

忙しい会社員がランニングの時間を作る工夫

「走るといいのはわかったけど、そんな時間ないよ」というのが、働いていると一番の壁だと思います。私が実際に走っているタイミングは、次の3つです。ご自身の働き方に合いそうなものから試してみてください。

①在宅勤務の昼休みに30分走る(涼しい時期)

「昼休みに走るなんて現実的なの?」と思われるかもしれませんが、段取り次第で昼休み内に収まります。私の実際の流れはこうです。

STEP
午前最後のオンライン会議中に着替えておく

カメラオフの会議なら、自分が話す番でないときに話を聞きながらウェアに着替えられます。これだけで昼休みを丸ごとランに使えます。

STEP
昼休みに入った瞬間、外に出て30分走る

迷う時間をなくすのがコツです。帰り道にお昼ご飯を買って戻ることもあります。

STEP
シャワーは「身体だけ」でさっと済ませる

頭まで洗うと時間が足りないので、身体だけさっぱりさせて着替えます。ここまででだいたい50分です。

STEP
お昼ご飯を食べながら仕事に戻る

午後の眠気は意外と感じません。むしろ頭がスッキリして、夕方までエネルギッシュに働ける感覚があります。

午前中の仕事でモヤモヤを抱えたまま午後に突入するのと、いったん頭をリセットしてから午後を始めるのとでは、後半戦の気持ちがまったく違います。在宅勤務の日がある方には、涼しい季節にぜひ試してほしいパターンです。

②仕事終わり、18時半から走る

平日の夕方に走る日は、「今日は切り替えたいから走る」と決めて走ることが多いです。日中にモヤモヤすることがあって、「あー、今日は走りに行きたいな」と思ったら、多少仕事が残っていても18時過ぎにいったん切り上げて、走りに出ます。

「仕事を強制終了して走りに行く」と聞くと無責任に思えるかもしれませんが、モヤモヤしたまま机に向かい続けても、集中できていないことが多いものです。一度リセットしてから戻ったほうが、結果的に頭が働く——というのが、私が繰り返してきた実感です。

なお、夕方以降に走る場合は暗くなってからの安全対策も大切です。ライトや反射材など、私が夜ランで使っているものはこちらの記事にまとめています。

③基本は休日ラン(週1〜2回)

とはいえ、私も毎日走っているわけではありません。基本は休日に走っていて、頻度は週1〜2回、多い時期は3回くらい。平日は①や②のように「走りたい日に走る」というゆるい運用です。

気分転換が目的なら、この程度のゆるさで十分だと感じています。「毎日走らなきゃ」と義務にしてしまうと、ランニング自体がストレスの種になって本末転倒です。

正直な話:走っても仕事は片付きません

ランニング後も仕事の課題は残るという現実

当たり前ですが、ランニングで気持ちはスッキリしても、仕事が片付くわけではありません。

走った直後は「スッキリした!」と思っても、家に着いてしばらくすると仕事のことを思い出して、現実に引き戻されることは何度もあります。特に仕事量が多い時期や、大きめの課題を抱えているときは、「さて…またこれをやらなければ…」となります。当然ですが、走っても仕事そのものは片付きません

それでも、走った意味はあったといつも感じます。頭に余白ができた状態で課題に向き合えるのと、パンパンのまま向き合うのとでは、同じ課題でも重さが違うからです。ランニングは仕事を消してくれる魔法ではなく、仕事と向き合う自分のコンディションを整えてくれるもの——そう捉えておくと、がっかりせずに長く付き合えます。

8年続けて、ストレスとの付き合い方が変わった

ランニングを長く続けることで変わるストレスとの付き合い方

1回1回の効果は「20〜30分の気分転換」ですが、それを重ねてきた8年間で、もっと大きな変化もありました。

  • 悩みすぎなくなった(ストレスに飲み込まれる前に切り替えられる)
  • 「何事も一足飛びにはできない」という前提で仕事を考えられるようになった
  • 嫌なことがあっても「切り替えるすべを知っている」という安心感がある

2つ目は、フルマラソンの経験から来ています。フルマラソンは、いきなり42kmを走れるようにはなりません。少しずつ距離を伸ばして、ようやく届く距離です。その体感覚があるからか、仕事の大きな課題も「一足飛びには解決しない。順番にやるしかない」と構えられるようになりました。

「気持ちを切り替えるすべを自分が知っている」——これが8年で手に入れた、一番の財産だと思っています。

ちなみに、忙しくても細く長く続けるコツは、こちらの記事に詳しくまとめています。「続くか不安」という方はあわせてどうぞ。

走るのが合わなくても大丈夫|ほかの選択肢もあります

ランニング以外の気分転換の方法

ここまでランニングの話をしてきましたが、大事なのは「自分の気持ちを切り替えるすべを持っていること」であって、それがランニングである必要はないと思っています。実際、私の会社の先輩はキックボクシングで「体もメンタルも強くなった」と話していました。

私自身が試してきた、走る以外の切り替え方法も紹介します。

スクロールできます
方法私の実感こんなときに
ストレッチ身体が伸びて気持ちいい走る時間が取れない日に
筋トレきついのは苦手ですが、汗をかく&きつさで頭が空っぽになるぐるぐる考え続けてしまう日に
料理手を動かすことに集中して、無心になれる外に出る気力がない日に

共通しているのは、頭ではなく身体や手を動かすことです。仕事の考えごとで埋まった頭は、頭の中だけで整理しようとしてもなかなか切り替わりません。何かしら「動く」選択肢を自分の中に持っておくと、モヤモヤした日の助けになります。

この記事について

この記事は一人の会社員の体験談です。気分の落ち込みや不調が長く続く場合は、無理に運動で解決しようとせず、医療機関や専門家に相談してください。

よくある質問

ランニングとメンタルに関するよくある質問
朝と夜、どちらに走るのがいいですか?

気分転換が目的なら、「切り替えたいタイミングの前」がおすすめです。私は日中のモヤモヤをリセットしたいので夕方(18時半頃)や昼休みが多いですが、朝走って一日を気持ちよく始める方もいます。生活リズムに合うほうで大丈夫です。

週に何回走れば効果がありますか?

私は週1〜2回、多い時期で3回ですが、気分転換の実感には十分でした。1回あたりの気持ちの切り替え効果はその日のうちに感じられるので、「何回以上でないと意味がない」とは考えなくていいと思います。まずは週1回から始めてみてください。

どれくらいのペースで走ればいいですか?

会話ができるくらいのゆっくりペースで十分です。気分転換が目的なら、息が上がるほど追い込む必要はありません。「隣に人がいたらおしゃべりできる速さ」を目安にすると、20〜30分が気持ちよく走れます。

雨の日や走れない日はどうしていますか?

無理に走りません。ストレッチで身体を伸ばしたり、料理に集中したり、走る以外の切り替え方法に置き換えています。「走れない日があってもいい」と思っておくほうが、結果的に長く続きます。

まとめ:20〜30分の「余白」を自分に作ってあげよう

仕事の合間にランニングで気持ちを切り替える新しい習慣

この記事のポイント
  • 20〜30分走るだけで、仕事でパンパンの頭に「余白」ができる
  • 切り替わるのは1kmを超えたあたりから。最初はぐるぐる考えたままでOK
  • 在宅の昼休み・仕事終わりの18時半・休日——生活に合うタイミングでいい
  • 走っても仕事は片付かない。でも、向き合うコンディションが変わる
  • ランニングじゃなくてもいい。「切り替えるすべ」を持つことが大事

仕事で頭がパンパンな日ほど、「走る時間なんてない」と感じるものです。でも、そういう日にこそ30分だけ自分に余白を作ってあげると、そのあとの時間の質が変わります

まずは週1回、20分からで十分です。モヤモヤした日の夕方、スマホと鍵だけ持って、近所をゆっくり走ってみてください。

ちなみに、走ることを続けていくと、気分転換の先に「自己肯定感」の変化もありました。その話はこちらの記事に書いています。

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