「フルマラソンって、私には無理かも」
正直、スタート前夜もそう思っていました。時差ぼけで眠れないまま夜中に起きて、外はまだ真っ暗で、「リタイアする未来しか見えない」と本気で思っていました。
それでも完走できました。しかもハワイで、42kmを。
この記事では、2024年のホノルルマラソンに初フルマラソンで参加した体験を全部お話しします。「自分には無理かも」と思っている人に、一番届いてほしいです。
🏃♀️ 2026年大会に参加を検討している方へ
- エントリーは4月上旬スタート予定。アーリーエントリーが最もお得なので、行くと決めたら4月をお見逃しなく!👉 公式エントリーサイト
- JAL便で行くとランナーズテント・スタート地点送迎・マイルでエントリーなど特典が盛りだくさん。詳しくはこちらで解説しています。
ホノルルマラソンってどんな大会?

ホノルルマラソン最大の特徴は、時間制限がないこと。
フルマラソンと聞くと「関門に引っかかったら?」「遅かったら迷惑?」と不安になりがちですが、ホノルルにはそれがありません。自分が諦めなければ、誰も置いていかない大会です。
「時間制限なし=初心者向け」は半分正解で半分ウソです。コースにはダイヤモンドヘッドの登り下りが前後半に1回ずつあり、体力的にはかなりきついです。フルマラソン経験者でもハードだと感じる大会だと思います。
それでもホノルルをすすめるのは、きつさを超える体験がそこにあるからです。
朝5時スタートの花火は5分以上打ち上げられ続け、音楽もガンガン流れて、眠気が一気に吹き飛びます。「ヤバい、始まる!!」とテンションが強制的に上がる感じです。あのスタートの演出だけでも、来てよかったと思えました。
参加者の雰囲気も幅広く、ガチランナーから仮装ウォーカーまでいます。日本人参加者も多く、コース上の案内も日本語対応あり。「英語が心配」という不安はほぼ消えました。

日本人ランナーがめちゃくちゃ多いので、英語が不安でも全然大丈夫でした!
初フルでも完走できる?完走できた理由ときつかったところ


結論:完走できました。でも、きつかったです。これが正直なところです。
5時スタートのためには2時起床・3時にホテル出発が必要です。逆算すると19時には布団に入らないといけない計算ですが、そんな時間に眠れるわけがありません。結果、ほぼ完徹でスタートを迎えました。対策としては、前日に軽くジョギングして体を疲れさせておくのがおすすめです。
5時スタート=日本時間の深夜0時。体は完全に夜モードです。時差ぼけとの戦いは、走り始める前から始まっていました。
コースはダイヤモンドヘッドの登り下りが序盤と終盤の2回あります。序盤はまだ足が元気なのでなんとかなりますが、問題は終盤です。
32km付近から足が前に進まなくなりました。 1kmが本当に長く感じて、心が折れそうになりました。「34kmクリア…」「35kmクリア…」と心の中でカウントしながら、ただ前に進みました。32〜40kmが一番きつかったです。そこにもう一度ダイヤモンドヘッドのアップダウンが待っているのは、なかなかの地獄でした。



この辺が本当に地獄でした…でも諦めなくてよかった😭
でも不思議なことに、ゴールが近づくとまた体が動きます。最後の力を振り絞って、割と元気にゴールできました。
ちなみに、ゴール直前のゲートで間違えてバンザイしてしまいました。本当のゴールはその先でした…。これから走る方は気をつけてください。
ハワイの空気がくれた特別な体験
きつい話ばかり書きましたが、それ以上に「来てよかった」と思える瞬間がたくさんありました。
スタートから1〜2時間後、夜が明けていく景色が本当に美しかったです。真っ暗な中を走り始めて、少しずつ空が明るくなって、気づいたら海が見えています。その変化を体で感じながら走る体験は、他のどの大会でも味わえないと思います。


ダイヤモンドヘッドを登り切って下り始めた瞬間、目の前にランナーの長い列が広がります。坂を下る無数の人たちの列は、なんとも言えない圧巻の景色でした。「自分もその一部なんだ」という感覚がありました。


虹が2回出ました。 しかも2回とも走っているタイミングで見えました。「ハワイだなあ」と思いました。


写真を撮りながら走れるのも、タイムを気にしなくていいホノルルならではです。「この景色を残したい」と思ったら普通に止まれます。それが地味に、すごく幸せでした。
そしてゴールの瞬間。誤爆バンザイの恥ずかしさを経て、本当のゴールを踏んだとき——何ヶ月もかけたトレーニングが、全部「完走」という事実になりました。派手な感動ではなく、静かにじわっとくる達成感です。「ああ、やってよかった」という確信がありました。





ゴール直前にゲートが2つあるので、本当に気をつけてください!
参加するなら知っておきたいこと
持ち物:これだけは日本から持っていって
ホノルルマラソンはエイドステーションが基本的にありません(非公式で地域の方がプレッツェルなどを提供してくれることはあります)。補給食は必ず自分で準備してください。
- エネルギージェル・羊羹・塩飴:日本から持参必須。甘いものばかりになりがちなので、しょっぱいものも混ぜると◎
- 絆創膏:足・脇・胸など、長距離で擦れて痛くなる場所に事前に貼っておきましょう
- 水分は不要:コース上に短いスパンで水の提供があるので、ペットボトル・コップは持たなくてOK
- 手洗い用のペットボトルの水:スタート地点の仮設トイレはかなり混みます。衛生面のため、手洗い用にペットボトルの水を1本持参して、スタート前に捨てていくのがおすすめです。できればホテルで済ませてから向かうのが一番◎



甘いジェルだけだと後半きつくなるので、しょっぱい系も必ず混ぜてください!
航空会社・ツアーの選び方(JAL vs JAL以外)


ホノルルマラソンはJALが公式スポンサーです。JALで行く場合、他の航空会社にはない特典がいくつもついてきます。私はANAの個別手配で参加したのですが、一緒に行った友人がJALツアーで参加していて、かなり羨ましかったです。
① JALランナーズテント(一番の目玉!)
ゴール後のカピオラニ公園内に、JAL便搭乗者専用の休憩テントが設置されます。冷たいドリンク・おしぼり・冷却用アイス・フルーツが待っています。
私の友人は10kmの部を完走後、私がゴールするまでの間このテント内で休憩しながら待っていてくれました。私がゴールした後はテントの外で、一緒に地べたに座って余韻に浸りました。
私はANAだったので、ゴール後は最初から地べたで休みました。このテントの存在を知ったのはその後で、かなり後悔しました。
利用にはエキスポ(ゼッケン受け取り会場)のJAL特設ブースで搭乗証明を提示して事前登録が必要です。これを忘れると入れないので要注意です。





私はANAで行ったので地べた組でした😂 次はJALにします!
② スタート地点まで送迎つき(ジャルパックツアーの場合)
大会当日の深夜3:30頃、ホテルからスタート地点近くまでバスで送迎してもらえます。
私は友人と二人で歩いて向かいましたが、参加者でごった返しているので迷う心配はありません。ただ、30分歩くのはそれなりの運動になります。バスなら同じ目的のランナーばかりで、「いよいよ始まる!」という一体感を味わえるのも隠れたメリットです。
③ JALマイルでエントリー費用を払える
JALマイレージバンクのマイルを、大会エントリーのクーポンコードに交換できます。例年12,000〜15,000マイル程度が目安で、現金で数万円するエントリー費を実質無料にできる可能性もあります。マイルの使い道としては、かなりコスパが良い部類です。
④ HiBus乗り放題パスつき(ジャルパックツアーの場合)


滞在中のワイキキ周辺移動に使えるHiBusが乗り放題になります。実はこれ、レース翌日に一番ありがたみを感じる特典です。42kmを走った翌日は足がバキバキで歩くのも修行になるので、アラモアナへのお土産探しも座ったまま移動できるのは本当に助かりました。
⑤ 出発前ランニング練習会(ジャルパックツアーの場合)
ジャルパックツアー申込者限定で、日本国内(皇居周辺など)でプロランナーによる事前練習会に参加できます(抽選・定員あり)。後半のダイヤモンドヘッドの坂など、ホノルル特有のコース対策を事前に学べるのが強みです。同じツアーの仲間ができるのも心強いところです。
⑥ ルックJALパック専用ラウンジ(ジャルパックツアーの場合)
ワイキキのど真ん中にある、日本語スタッフ常駐のラウンジを利用できます。初めてのハワイでわからないことがあっても、日本語でその場で相談できるのは大きな安心感につながります。
2026年大会は12月13日(日)開催予定です。
| JAL(ジャルパックツアー) | JAL以外(個別手配) | |
|---|---|---|
| ランナーズテント | ✅ ゴール後に冷却・休憩 | ❌ なし(地べたで休む) |
| スタート地点送迎 | ✅ 深夜3:30バス送迎 | ❌ 徒歩30分 |
| マイルでエントリー | ✅ 12,000〜15,000マイルで交換可 | ❌ なし |
| HiBus乗り放題 | ✅ レース翌日の足に最高 | ❌ なし |
| 事前練習会(国内) | ✅ コース対策・仲間ができる | ❌ なし |
| 専用ラウンジ | ✅ 日本語サポートあり | ❌ なし |
| 自由度 | △ ツアーなので制約あり | ✅ 日程・ホテル自由 |
| 費用感 | △ ツアー料金 | ✅ 航空券を最安値で探せる |
費用はいくらかかるの?


「正直、安くはない」というのが最初の感想でした。でも帰ってきたあとは「この体験でこの金額なら安かった」と思えました。費用対体験値、個人的には大満足です。
手配方法(個別手配 or JALパック)や泊数によってトータル費用がかなり変わるので、費用感は一概には言えません。エントリー費・航空券・ホテル・現地食費の内訳から節約のコツまで、費用まとめ記事に全部書いています。予算を考えている人は、こちらの記事もあわせて読んでみてください👇


ひとつだけ確実に言えるのは、エントリーは早いほどお得だということです。毎年4月上旬からアーリーエントリーが始まるので、参加を決めたらまず公式サイトをチェックしてみてください。
【2026年大会情報】次のホノルルマラソンを目指す方へ


2026年大会は12月13日(日)開催予定です。ジャルパックツアー2026の申し込みが始まっています。
JALツアーが気になる方はこちら👇


まとめ


ホノルルマラソンは、記録を狙う大会ではありません。「走ることを好きになる大会」だと思います。
ほぼ完徹でスタートして、32kmから足が止まって、それでも完走できました。ハワイで42kmを走り切った後の達成感は、他では味わえないものでした。
人生一度はチャレンジしてほしい大会です。そのために半年だけ、少し頑張って走ってみませんか。
ホノルルは友人との参加でしたが、私は函館や網走の大会には一人で遠征しています。「一人でのマラソン遠征は不安…」という方は、前泊や持ち物、当日の動き方をまとめたこちらの記事もどうぞ。


現地でのスマホは、私はeSIM(Holafly)を使いました。eSIM・海外ローミング・レンタルWi-Fiの選び分けと、大会当日に実際どう使えたかはこちらにまとめています。



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