ホノルルマラソンへのエントリーを済ませて、飛行機とホテルも押さえた。次に出てくるのが「ハワイでスマホってどうやって使うの?」という疑問ではないでしょうか。
地図もLINEもGoogle検索も使えないと困る。でも、eSIM・海外ローミング・レンタルWi-Fiのどれがいいのか、eSIMなら何ギガ・何日分を買えばいいのか。調べるほど選択肢が増えて、決めきれなくなりますよね。
先に結論をお伝えすると、ハワイのeSIMは「何ギガ」で悩むより、「旅行日数」と「自分の使い方」で選ぶのが失敗しないコツです。ホテルのWi-Fiを併用すれば、データ量は思っているほど必要ありません。
私は2024年のホノルルマラソン遠征(8泊10日)でHolafly(オラフライ)のeSIMを使い、ワイキキの街中でも、フルマラソンを走っている最中でも、通信で困ることは一度もありませんでした。この記事では、その実体験をベースに、eSIMの容量・日数の選び方から「そもそもeSIMが要らない人」まで、まとめて解説します。
サービス選びの結論だけ先に言うと、データ量を気にせず使いたいなら無制限のHolafly、あまり使わないなら1GB単位で買える従量制のトリファ(trifa)です。理由と選び分けの基準は、このあと順番に説明します。
迷ったときの選び分け
※トリファはアプリ専用のサービスです。パソコンで開くとQRコードが表示されるので、スマホで読み取ってください。
- ハワイで必要なデータ容量と日数の考え方
- eSIM・海外ローミング・レンタルWi-Fiの選び分け
- ホノルルマラソン遠征でHolaflyを実際に使った感想(金額つき)
- eSIMが向かない人と、選ぶときのチェックポイント
ハワイのeSIMは「何ギガ」より「日数と使い方」で選ぶ

eSIM選びで最初につまずくのが「何ギガ必要か分からない」問題です。ただ、実はハワイ向けのeSIMは無制限プランが主流で、容量を細かく計算しなくても済むケースが多いんです。まずは自分の使い方がどのタイプかを把握しましょう。
利用シーン別のデータ容量の目安
ハワイ旅行での使い方別に、1日あたりの容量の目安をまとめました。
| 使い方 | 1日の目安 | こんな人 |
|---|---|---|
| 地図・検索・LINEが中心 | 〜1GB | 写真はホテルのWi-Fiでまとめて共有する派 |
| SNS投稿・写真共有もその場でしたい | 1〜2GB | 旅の様子をリアルタイムで発信したい派 |
| 動画視聴・ビデオ通話もたっぷり | 2GB〜 | 移動中も動画を見たい、家族とビデオ通話したい派 |
地図とLINE中心なら、1日1GBもあれば十分とされています。迷うのは「その場でSNSに上げたい」タイプで、写真や動画のアップロードは意外とデータを使います。このタイプの人が容量を細かく計算するくらいなら、最初から無制限プランを選んだほうが気楽です。
ホテルWi-Fi併用なら容量は抑えられる
ワイキキ周辺のホテルは、Wi-Fiが使えるところがほとんどです。写真のバックアップや動画共有などデータを食う作業はホテルで済ませて、外では地図とLINEだけ、という使い分けをすれば、eSIM側のデータ消費はかなり抑えられます。

私も部屋に戻ったらホテルのWi-Fiに切り替えて、写真のバックアップなどをしていました。外ではeSIM、部屋ではWi-Fi。意識して節約したというより、自然と使い分けていました。
旅程日数とプラン日数の対応
容量より大事なのが日数です。基本の考え方は「現地に着く日から帰国便に乗る日まで」をカバーできる日数を選ぶこと。ハワイは日付変更線をまたぐので、「4泊6日」のような旅程表記と実際に通信を使う日数がズレやすいんです。
| 旅程 | 目安のプラン日数 |
|---|---|
| 3泊5日 | 4日分 |
| 4泊6日 | 5日分 |
| 5泊7日 | 6日分 |
| 8泊10日(ホノルルマラソンをゆっくり満喫) | 9日分 |
大会に合わせた旅程で考えてみます。2026年のホノルルマラソンに合わせて、直前の金曜に出発し、大会翌日の月曜に帰国便に乗る3泊5日の旅程なら、ハワイで通信を使うのは金・土・日・月の4日間。4日分のプランがひとつの目安になります。前後に観光を足す場合は、現地で通信を使う時間に合わせて日数を増やしましょう。
私がホノルルマラソンに参加したときは8泊10日の旅程でした。日本では10日間の旅行になりますが、ハワイで過ごすのは9日間です。Holaflyは利用開始から24時間単位で日数がカウントされるため、「旅行が何泊何日か」ではなく、現地到着から出発まで何時間使うかを基準に選ぶと分かりやすいです。
eSIMがいらない人・今の契約で足りる人


eSIMの話を進める前に、そもそも自分にeSIMが必要なのかは必ずチェックしましょう。全員にeSIMが必要なわけではありません。次のような人は、eSIMが不要な場合があります。
スマホの契約がそのまま海外で使える人
契約しているキャリアやプランによっては、追加の手続きなしで海外ローミングが使えます。たとえばahamoは申込不要・追加料金なしで、国内と合算した月のデータ量(30GB)の範囲内で海外でも使えます。ただし海外で最初に通信した日から15日を過ぎると、データ量が残っていても速度制限がかかる点は要注意です。
楽天モバイルも、ハワイを含む対象国で毎月2GBまで追加料金なしで使えます(超過後は速度制限)。
ここで見落としがちなのが、無料枠のデータ量で足りるかどうかです。たとえば楽天モバイルの2GBは、地図とLINE中心なら数日はもちますが、その場でSNSに写真を上げる使い方だと足りない可能性があります。無料枠があるからと安心せず、自分の使い方と滞在日数を掛け合わせて足りそうかを確認してください。足りなければ、eSIMを足す判断になります。
実際、私と一緒にホノルルマラソンに行った友達は、ソフトバンクの海外ローミングをそのまま使っていて、eSIMは買っていませんでした。まずは自分の契約プランの海外利用条件を確認するのが、いちばん最初にやることです。
- 自分のプランに海外ローミングの無料枠があるか
- 追加料金はいくらか(定額プランの有無)
- 申込が必要か、自動で使えるか
設定が苦手な人・ずっと一緒に行動する人はレンタルWi-Fi
レンタルWi-Fiは受け取ったルーターの電源を入れるだけで使えるので、スマホの設定を自分で触りたくない人には向いています。1台を複数人でシェアできるのも利点です。
ただし弱点もはっきりしています。受け取り・返却の手間、ルーターの充電管理、そしてルーターを持っている人と離れると、その場にいない人は全員繋がらないという点です。
同行者と走るペースや部門が違えば、WiFiルータでは当日困ることになります。
私の場合、友達は10kmラン&ウォークだったので、スタートもゴールも時間帯がまったく違い、それぞれが自分のスマホで連絡を取れる状態にしておく必要がありました。また、走るときの荷物になってしまうのも課題のひとつです。
つまりレンタルWi-Fiが向いているのは、人数の多さというより別行動の予定がほとんどない旅。逆に旅行中に別々に動くなら、人数にかかわらず1人1回線を用意しておくほうが安心です。
eSIMが向いているのはこんな人
- eSIM対応のスマホを持っている(ここ数年の機種ならほぼ対応)
- 大会当日など、同行者と別行動になる場面がある
- 荷物を増やしたくない・受け取りと返却の手間をなくしたい
- 契約プランに海外ローミングのお得な枠がない、または枠では足りない
ハワイの通信手段3つを比較(eSIM・ローミング・レンタルWi-Fi)


3つの手段を並べて比較します。どれが優れているかではなく、自分の条件に合うものを選ぶのがポイントです。
| eSIM | 海外ローミング | レンタルWi-Fi | |
|---|---|---|---|
| 料金の傾向 | 数千円/旅程 (日数×プランで固定) | プラン次第 (無料枠〜日額制まで幅広い) | 日額制+補償料 (1台を人数でシェア可) |
| 手続き | ネット購入→スマホ設定 (物理的な受け渡しなし) | 基本は設定切り替えのみ | 予約→空港等で受取→返却 |
| 日本の電話番号 | データ専用が多く 通話・SMSは不可が基本 | そのまま使える | 通話はローミング次第 |
| 複数人での共有 | 1人1枚が基本 | 不可(各自の契約) | 1台でシェアできる |
| 荷物・充電 | 増えない | 増えない | ルーター+充電器が増える |
| 向いている人 | 別行動になる場面がある 手続きをネットで完結したい | プランに十分な海外枠がある 設定を触りたくない | 設定に自信がない ずっと一緒に行動する |
迷ったら、①契約プランの海外枠で足りるか確認 → ②足りなければ、別行動があるならeSIM・全員ずっと一緒ならレンタルWi-Fi、の順で考えれば大きく外しません。
私の実録:ホノルルマラソン遠征でHolaflyを使った


ここからは、2024年12月のホノルルマラソン遠征(8泊10日)でHolaflyのeSIMを実際に使った記録です。約2年前の体験なので、料金やプラン内容は当時のものとしてお読みください。
200以上の国と地域に対応している海外旅行者向けのeSIMサービスです。スペイン発の会社で、日本語のサイトとサポート(24時間対応のチャット・LINE)があります。
いちばんの特徴はプランがデータ無制限で、使う日数を選んで買う形式だということ。「何ギガ必要か」を考えなくていいのが、私が選んだ理由でした。
購入:LINE登録のクーポンで4,741円(2024年当時・9日分)
私はHolaflyのLINE公式アカウントを友だち登録して、届いた5%OFFクーポンを使って購入しました。支払った金額は4,741円です。8泊10日の旅程で、選んだのは9日分のプラン。日本時間では10日間の旅行になりますが、ハワイで過ごすのは9日間になるので、それに合わせた日数にしました。


クーポンの内容や配布方法は時期によって変わりますが、買う前に割引がないか一度チェックしてみるのはおすすめです。私のようにLINE登録で受け取れることもあります。
設定:手順に沿って進めるだけで、つまずきなし
設定は案内された手順に沿って進めただけで、つまずくことなくスムーズでした。出発前に日本でeSIMをスマホに追加しておき、現地で回線を有効にする流れです。ホノルルの空港に着いてからも、すんなり繋がりました。
ちなみに私のスマホはAndroid(Xperia)です。eSIMというとiPhoneのイメージがあるかもしれませんが、ここ数年のAndroidもeSIM対応機種が増えています。自分の機種が対応しているかは、各サービスの対応機種ページで購入前に確認できます。
現地の通信品質:ワイキキでも、フルマラソン中でも困らなかった


8泊10日の滞在中、ワイキキの街中で通信に苦労した記憶はありません。地図を見る、調べ物をする、LINEを送る。どれも日本にいるときと同じ感覚で使えました。
そして大会当日。ホノルルマラソンは早朝スタートなので、まだ暗いうちから会場で待機します。2024年大会はトータル36,121人がエントリーしていました(ホノルルマラソン日本事務局の発表)。それだけの人数がスタート地点周辺に集まっている状況でも、通信が遅くなったと感じる場面はありませんでした。スタート前に日本の友達へ送ったLINEも普通に届いています。
大きな大会だと「人が多すぎて電波が繋がらない」という話を聞くことがあるので、ここは心配していた部分でした。



フルマラソンの最中は、腰のベルトにスマホを入れて走りました。コースの写真を撮ったり、10kmごとに友達へLINEで通過報告をしたり。走りながらでもちゃんと送れて、通信で困ることはありませんでした。
大会当日に写真を撮って共有したり、同行者とスムーズに連絡を取りたいランナーにとって、通信の安定は重要ポイントです。人が多い場所でも安定して通信できたことは、非常に安心できました。
帰国後は削除するだけ
帰国したら、スマホの設定からeSIMを削除して終わりです。レンタルWi-Fiのような返却はありませんし、物理SIMのように小さなカードを差し替えて保管する必要もありません。削除の手順で迷うこともありませんでした。この身軽さはeSIMならではだと思います。


Holaflyのデメリット・向いていない人


私はHolaflyで満足しましたが、誰にでも合うわけではありません。契約前に知っておきたい点を正直に挙げます。
- 無制限プランが基本なので、データをほとんど使わない人には割高になりやすい
- データ通信専用で、電話番号は付かない(電話・SMSは使えない)
- テザリングは1日1GBまでの制限がある(2026年8月時点の公式情報)
- eSIM非対応の古い機種では使えない
「あまり使わない人」には割高
Holaflyは無制限×日数制が基本です。「地図を数回見るだけ」「ほぼホテルのWi-Fiで足りる」という人にとっては、従量制(1GB単位など)で安く買える他社のほうが合理的です。データをどれだけ使うか自信がない人向けの安心料込み、と考えるのが実態に近いと思います。
電話番号は付かない(私は困らなかった)
Holaflyはデータ専用なので、現地で電話の発着信やSMSはできません。ただ、実際の旅行でどうだったかというと、私は電話番号がなくて困った場面はありませんでした。レストランの予約はJCBプラザ(JCBカード会員向けのサービス窓口)にお願いできましたし、タクシーもスマホからネット予約で呼べました。連絡はぜんぶLINEで足ります。
それでも「現地から電話をかける用事が確実にある」人(レストランに自分で電話予約したい、現地の知人と電話でやり取りするなど)は、電話番号付きプランのあるサービスか、日本の番号がそのまま使える海外ローミングを選んでください。
スマホの設定操作に不慣れな人には向かない
eSIMはインストールと有効化という設定作業が必ず発生します。私はつまずきませんでしたが、スマホの設定画面を触るのが不安な人にとっては、ここが最初のハードルです。そういう人は、何も設定せずそのまま海外で使えるahamoのようなプランのほうがストレスがないと思います。多少の料金差より「当日確実に繋がる安心」を優先するのも、ひとつの選び方です。
eSIMを選ぶときのチェックポイントと主要サービス


最後に、eSIMを選ぶときに見るべきポイントを整理します。料金プランは頻繁に変わるので、金額そのものより「変わらない判断軸」で選ぶのがコツです。
- 自分のスマホがeSIM対応か(各社の対応機種ページで確認)
- 無制限か従量制か(自分の使い方に合うほうを)
- テザリングの可否と上限
- 日本語サポートの有無と対応時間
- 利用日数のカウント開始タイミング
- クーポン・割引の有無
主要サービスの特徴(2026年8月時点)
ここでは、タイプの違う2つのサービスを並べます。私が使ったHolaflyは「データ量を気にしたくない人向け」の無制限型。もうひとつのトリファ(trifa)は、日本の会社が運営していて、使う量が少なめの人向けの従量プランがあるタイプです。購入も設定も専用アプリで完結するのが特徴なので、「無制限まではいらない」「日本の会社のほうが安心」「スマホひとつで済ませたい」という人は、こちらの型が候補になります。
| Holafly | トリファ(trifa) | |
|---|---|---|
| プランの型 | データ無制限×日数制 | 従量制(1GB〜)と無制限の両方 |
| 特徴 | 容量を気にせず使える 私がホノルルマラソン遠征で利用 | 日本の会社が運営するアプリ完結型 購入から設定サポートまでアプリ内で完結 |
| 日本語サポート | 24時間対応(チャット・LINE) | 24時間対応(アプリ内チャット) |
| テザリング | 1日1GBまで | 対応プランあり |
| 電話番号 | なし(データ専用) | データ専用が基本 |
| 向いている人 | データ量を気にしたくない人 | 使う量が少なめの人・アプリで完結したい人 |
私が使ったのはHolaflyだけなので、体験として語れるのはHolaflyのみです。トリファは公式情報の紹介になりますが、従量制プランがあるぶん「あまり使わない人」の受け皿になります。前のセクションで「Holaflyは割高になりやすい」と書いたタイプの人は、こちらの型のほうが合うはずです。
従量プランあり/購入・設定・サポートまでアプリで完結
※スマホで開くとアプリの案内ページに移動します。パソコンで開いた場合はQRコードが表示されるので、スマホで読み取ってください(トリファはアプリ専用のサービスです)。
どちらも公式サイト・アプリで最新の料金とプランを確認してから選んでください。この記事の私の購入金額(4,741円)は2024年当時のクーポン適用後の実額で、現在の料金とは異なります。
よくある質問
まとめ:出発前に通信の不安をなくして、ハワイを走ろう


- eSIMは「何ギガ」より「日数と使い方」で選ぶ。ホテルWi-Fi併用なら容量は抑えられる
- まず自分の契約プランの海外ローミング条件を確認。足りるならeSIMは不要
- 大会当日など別行動がある遠征は、1人1回線が基本
- 無制限で安心をとるならHolafly型、使う量が少ないなら従量制のトリファ型
- 料金は変わるので、購入前に公式でクーポンと最新プランを確認
通信手段は、決めてしまえば旅の準備リストから消える項目です。出発前に設定まで済ませておけば、ホノルルの空港に降りた瞬間から地図もLINEもいつも通り使えて、旅の立ち上がりがスムーズになります。
費用の全体像や大会そのものの様子は、こちらの記事にまとめています。遠征計画の参考にしてください。







ホノルルマラソン、また走りたいなと思っています。次もeSIMを入れて、身軽に行きます。

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